ウワサの書籍、「プログラミングの魔導書 Vol.2」を発売前に拝見する機会をいただいた。ので、ご紹介など。今回のテーマは「言語の進化」だとか。
というか、のぶひささん著の記事「風とF#とメビウスの輪」のレビューに参加させていただいたわけで、そちらの内容についてまずは。
相変わらず摩訶不思議アドベンチャーといった文体で小気味よく、手始めに F# の特徴的な機能の解説からかいつまんで、それからライブラリーを使用したサンプル コードがちょくちょく引き合いに出されるのだけれどもこれがゴイスー。NaturalSpec、FParsec、それに Acceleratorや Z3とか。あっついで~。
あと個人的に「おわりに」に書かれている一節が非常に F#er らしいな、とか思った。
新しいものは良いものだ。現状に満足しない技術者達が今日も未来を作っているからである。だから、ひょっとしたら数年後にはより良い言語が生み出されていて、その時の私はもうF#を使っていないかもしれない。先のことはわからないが、
ネタバレしないようひかえめに、中途半端に切り取って引用してみた。続きはぜひ書籍を購入して確かめていただきたい。
そしてもちろん、ほかの記事もすばらしいものばかり。ていうか濃ゆい。Web を検索・徘徊してもいまひとつ出てこなかった情報がこんなにもてんこ盛り。やばい。胸焼けしそう。
D 言語、Scala、Haskell、Coq ときて依存型(Dependent Type)とかまじやばい。てか「Boostを使い倒してTwitterクライアントを作る」で C++ に入門したい。C++ 使えますとか言ってみたい。ホント、刺激的な一冊(いろんな言語に触ってみたい病を発症・悪化させるおそれのあるキケンな一冊でもある)。
しかし単純に買いでしょうと、思うわけで。